久山刀匠のナイフのショーがあり会場へ出かけました。
ショーの中、久山氏は刀鍛冶に限らず、鍛冶職人が窮地に陥っている現状を訴え、本物の鍛冶職人を伸ばす策を考えなければと言った話をしていました。
懇親会の後、蘭の研究家である西村誠氏が是非にとのことで、刀の研ぎ師(無鑑査・最高位)阿部一紀氏と共に、歴史を刻んだ素晴らしいバーにて三人で楽しい二次会でも盛り上がって来ました。
☆ 久山ブランドのナイフが凄い事を知っていますか。アメリカでのことですが、グリーンカードを取得する時に米軍が推薦文を書いています。ラブレスが新しいメーカーに押され始めたとき、凄いナイフを発表し話題と成りました。その時のナイフを裏で作ったのが久山刀匠です。新聞や雑誌で“ラブレスの所の機械は油でなく酒を好む”と皮肉で書かれたものを見ました。又、半月は仕事をし半月はカナダで狩猟をしていました。世界で10番目となる600kgの熊を仕留めています。写真を見せてもらいましたが、それは若い時の久山氏とともに大きく写っていました。独立しても、勢いは変わることなくアメリカの新聞をにぎわす凄いナイフ職人でした。これを敗れる人は現在日本にはいません。今はほとんどナイフは作っていませんが、切り出しナイフを見た研ぎ師によれば、“現存する鍛冶の中では日本一”と思うほど素晴らしいと語っていました。
※ 日刀保や刀匠会などに全く参加しない異端の刀匠であります。
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