林親方 へ明治の箪笥の修理が依頼されていました。下段は壊れた状態で、米糊を使用していた時代の板は小さな虫に食い荒らされてダンボールのようになっていました。引き手の金具は今の技術にはない鍛冶屋の火造り仕事です。明治の箪笥に合う古色仕立てとなっています。 ちなみに、ネット上で見かけた某修理会社ではパーツ単位で見積もってあり、積算すると親方の修理価格の2.5倍ほど高くなりました。 これは法律上の問題は無いため、修理の依頼には注意が必要です。 修理前の箪笥の下段です。 ↓ 親方の「修繕後の」箪笥です。 ※ 箪笥の取手の金具は外れかけていた明治の物をそのまま修繕しています。 横から。 後ろから。
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