スキップしてメイン コンテンツに移動

武蔵屋の木材の行方

おひさしぶりでございますの担当Yです。

本当は別の記事を書いていたのですが、どうしたら良いのか悩んでます。
それはともかく。

武蔵屋の長い歴史と共に蓄えられた膨大な木材はどこへ行ったか気になりませんか?
50年は余裕で乾燥させたと言われた柘植の木材の宝の山です。
極々少数は当会のトップページのタイトルの裏などに使われています。

でも、それ以外はどこへ?

元々、武蔵屋は全国の柘植櫛の組合の頭をしておりました。
屋号を持つ歴史ある柘植櫛の店舗は何らかの形で関わっていたとされる大所帯だったそうです。
既に無い組合ではありますが繋がりは細く残っています。

膨大な財宝の行方は細い繋がりを経由し、恐らく皆さんご存知の複数の店舗に櫛の材料として引き取られました。
武蔵屋に限らず、時代と共に廃業をした櫛屋の材木は同業者が引き取るのは珍しくはなかったそうです。

どこの店かなんて野暮な事は書きませんしお伝えもしません。
お手元の櫛は印こそ違っても武蔵屋の歴史と共にあった材かも知れませんね。

さて、冒頭の思わせぶりな話になりますが、ついに武蔵屋の通常在庫の単品販売が近日の次回で完全終了です。(まとまった数として?)

武蔵屋の在庫としては珍しい横櫛の何かが出ます。
販売した記憶がないので最初で最後でしょうか?

どの櫛? 何日頃? 何時?
来週ぐらいには準備が整うと思いますが、問い合わせされても未定です。
そうそう、早朝や深夜に出すとは限りませんよ?
これが次回の告知です。

問題はその次なのです。(続く



コメント

このブログの人気の投稿

たまーにブログのたまに更新

 たまーにブログの更新が全くされないので、サイトの運営がされているのか質問をまた頂いてしまったので更新している担当Yです。名工会は2023年も運営されています! 最近のご注文で多いのは、せいろと裏ごしです。 ただ、製作が追いついておらず、お待たせしております。 次回の更新は新しい記事が書けると良いのですがどうでしょうか? それでは!

武蔵屋最後のつげ櫛のご案内 その2

担当Uです、こんばんは。 武蔵屋最後の柘植櫛は桐箱に入った状態で10本程度が標本の様に留められていた物です。これまで当会で販売してきた、む印のついた櫛の中で最大のセットとなります。担当Yが販売価格や販売方法を悩んで掲載をしなかった理由は大変高価になると考えられるものの転売などを避け、本当に大切にして頂ける方にお譲りしたいとの考えからだそうです。 当会としては、ヤフオクが妥当かと考えておりますが販売時期を含め、未定になります。 (余った話として担当Yは別の担当になり元気にしております。)

美智子妃、昭和天皇ご成婚記念櫛セットの販売を致します。

武蔵屋 富田さんの櫛の販売は基本的には終了致しました。 恐らくこれで最後になりますが、現在、皇室に納めた櫛セットと同じものを オークションに出品しております。この櫛セットは昭和三十四年に昭和天皇と 美智子妃がご結婚された際に作られたセットの一つです。 全部で10セット作られ、皇室には最終的に3セットが納められることとなりました。 皇室用には、イスの木が使われており、その他はつげ材を使用しています。 この櫛は先代の親方の現役時代のものも含まれており、 非常に古いものです。柘植材は80年は経過しているかもしれません。 残りのセットは、富田親方のお宅に保管されており、皇室以外では このセット位しかもう出てこないかもしれません。非常に貴重な皇室御用達の品です。 基本の価格は15万円程度としております。木箱は拭き漆という木目を生かした塗りになっています。 各櫛は一本づつ絹糸で留めています。 以下のリンクにて販売しておりますので、どうぞご覧ください。 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r338400419