スキップしてメイン コンテンツに移動

11/9 柘植とイスノキを探訪

ツゲ
11/9
柘植もイスも櫛の材料として一級のものだが、都内でこの樹を探せないかとかねてより考えていたので、今日これを実行すことにした。

この低木が櫛に使える大きさになるまで必要な時間を考えると、材料が不足している理由がわかるのではないだろうか?



















イスノキ


イスノキ(マンサク科)は常緑高木で、かなり昔から数が少なくなっているという。
従って希少なもので、地域によっては天然記念物に指定されているほどだ。
実に虫コブが出来やすく、これが膨らんで空いた穴から息を吹き込むと笛の様に鳴る為、これで遊んだ人もいる筈である。
ゆえに俗名をヒョンノキとも言う。

焼き物の世界でもイス灰といって釉薬にも使うが木自体が少なくなり、ついに幻になった。イスノキは上野の博物館周辺にあるとの話だったが、結構探すのに手間がかかった。大木には長さ4cmほどの汚れた小さな板が貼ってあり、見にくい字でイスノキと確認できた。






イヌツゲ
一般的に柘植と言われている庭木は犬柘植(イヌツゲ)が多い。

これはモチノキ科の植物で雰囲気は似ているが柘植(ツゲ科)とは全く異なる木である。











コメント

このブログの人気の投稿

武蔵屋最後のつげ櫛のご案内 その2

担当Uです、こんばんは。 武蔵屋最後の柘植櫛は桐箱に入った状態で10本程度が標本の様に留められていた物です。これまで当会で販売してきた、む印のついた櫛の中で最大のセットとなります。担当Yが販売価格や販売方法を悩んで掲載をしなかった理由は大変高価になると考えられるものの転売などを避け、本当に大切にして頂ける方にお譲りしたいとの考えからだそうです。 当会としては、ヤフオクが妥当かと考えておりますが販売時期を含め、未定になります。 (余った話として担当Yは別の担当になり元気にしております。)

たまーにブログのたまに更新

 たまーにブログの更新が全くされないので、サイトの運営がされているのか質問をまた頂いてしまったので更新している担当Yです。名工会は2023年も運営されています! 最近のご注文で多いのは、せいろと裏ごしです。 ただ、製作が追いついておらず、お待たせしております。 次回の更新は新しい記事が書けると良いのですがどうでしょうか? それでは!
サイトの運営がされているのか質問を頂いてしまったので更新している担当Yです。 名工会は2025年も運営しております! 同時にご質問を受けた、サイトの暗号化SSL対応ですがクレジットカード番号の入力はヤマト運輸のシステムにて行われますので安全です、以上宜しくお願いいたします