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1/29 テレビ神奈川のスタジオへ

1/29 テレビ神奈川のスタジオへ
今日は横浜の関内に出かけた。6局(テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ、KBS京都、三重テレビ、サンテレビ)の同時ネット番組“カルチャーSHOWQ”のパネラーとしての出演である。
司会は筧利夫氏とテレビ神奈川の佐藤亜紀さん二名の軽妙な司会のクイズ番組のような形であるが、内容は匠だ。ゲストに、やくみつる、くわばたりえの両氏であり、私は内容から考え説明員であるのだろう。

できるだけ職人の話をしてほしいと言われたが、進行台本は他氏も含めて全く書き込みなしで適度な緊張感を持って本番に望んだが、実際には違う感覚だった。

昨今、職人取材を含め色々と話が持ち込まれるが、活動が認められ始めたという事なのか、ありがたい話である。今日はこれと言った感慨もないまま、そこそこ楽しかったのではあるがはたして・・・。放送は2月11日でした。
因に弁当は横浜名物のシュウマイ。

1/13 富田親方

1/13 櫛の話
今日は江戸時代から昭和初期まで縦櫛を専門に製造している最大手、武蔵屋さんを 訪ねた。江戸時代の組合が存続した時代ごとの節目に、常にリーダーシップを発揮 して組合長を勤め続けてきた別格の家柄です。当代の冨田親方は当会の殿堂職人で もあります。天皇の御成婚の時、美智子妃殿下の髪に付けていた櫛を作った親方で すから専門的な知識をお持ちの方の中にはご存じの方もいる筈です。
宮内庁への献上とは元来は差し上げるもので受理されれば誰でも可能なのですが、 富田親方の櫛は他の宮内庁御用達の職人の作品とも比肩しないもので、櫛で言えば 国宝級の職人と言えます。ともかく櫛の世界の生き字引きであり、これほど木櫛に 詳しい親方はいません。今回は櫛の材料に付いてご相談させて頂きました。様々な 櫛の話とともに、昔からの横櫛の呼び名なども教わり、今日は楽しい一日でした。


■ 柘植の産地 ■ 左から、 
薩摩(カレ・庭栽培)
絶滅した三宅(自生)
御蔵島(自生)   
御蔵のカレ(庭栽培)


■ 柘植材外皮 ■ 簡単に崩し落とせる薄い皮で、ごま状の斑点が特徴。


■ 柘植とシャム ■ 柘植の枝(上段の枝)とシャム(下段の板)
シャム製の櫛が最近は柘植櫛として売られているが、これは異種の材である。
 皮も厚く、大きな木になる。材質は硬くて、柘植より幾分折れやすい。艶など
 の美しさは柘植に劣る。一般の人達にはこれら二つの区別が全く出来ないが、
 使っている内に黒ずんだ茶色の様な色になり、明らかに柘植とは区別がつく。
 数千円の品はほとんどがこの木材の櫛であるが、本柘植として売られている。


■ イス ■ 昔から皇族の櫛としても使われている。この板は現天皇のご成婚の
時に、美智子妃殿下のお垂髪(おすべらかし)にさしたとのこと。
これは櫛を造った富田親方からその時の切り落としを頂いたもの。